aiueo23のブログ

生活関連の記事をアップます。

改めて知りたい!おせち料理の歴史について

f:id:aiueo23:20200901083634j:plain

正月を迎えるにあたり、日本では欠かせないのがおせち。

 

最近では若者のおせち離れも指摘されてはいるものの

やはり新年はおせちで!と言う家庭がいまだに多いはずです。

 

と言うのも昔と比べていろんな種類のおせちを

いろんなお店で販売しているので

子供でも美味しく食べられるものや

また一人暮らしでも楽しめるようなお手軽なものまで

ニーズに合ったおせちを手軽に購入できるのが有難いですよね。

 

ただあなたは「おせち」についてどのくらい知っているでしょうか?

 

実はおせちにはとっても長い歴史があるんです。

 

そこで今回はおせちの歴史と由来などについて見ていきましょう!

 

 

おせち料理はいつ頃から食べられているの?由来など

f:id:aiueo23:20200901083733j:plain


 

おせちは年配の方を中心に好んで食べられている

日本の伝統的な風習の一つですが

この「おせち」文化は実は遡ること約千年!

 

なんと平安時代ごろから始まったと言われています。

 

今ではおせちは正月に食べるものとして親しまれているのですが

この時代は五節句などの際にも食べられており、

主に無事に収穫できた作物への感謝が込められた宴で

振る舞われていた「おせちく」という料理がいまのおせちになったと言われています。

 

ちなみに正月にお馴染みの料理になったのはだいたい江戸時代あたりから。

 

もともとは宮中で行われていた宴で出されていたものが

民衆に広がっていき今に至りました。

 

おせちの種類を見るとよくわかるのですが、

作り置きができるものがほとんどを占めます。

 

この理由としては正月の三が日だけは

普段料理などに追われる主婦が

ゆっくりと家事を休めるようにと考えられています。

 

また作り置きの料理があることで正月から火を使わずにすみ、

火事などの心配を減らせるとも言われています。

 

ちなみに、今では当たり前の重箱に詰めるスタイルというのは

江戸時代ごろに一般的になりました。

 

箱を重ねることを「めでたさを重ねる」ととらえられ

さらには場所を取らず振る舞いやすいこと

蓋があるので保存しやすいというのも重箱の定着につながったとされています。

 

見た目的にも重箱にいろんな色がぎっしり詰められているというのは綺麗ですよね。

 

わざわざ作ったりどこかで予約をして購入するのは面倒…

という意見もよく聞かれますが

これだけおせちに長い歴史があるのであれば

出来るだけ守っていきたい文化ですよね。

 

では次に意外とあやふやなおせちの意味などを見ていきましょう!

 

知っておきたい!定番のおせちとその意味について

 

f:id:aiueo23:20200901083715j:plain

おせちの中身には様々な定番のものがあるのはご存知ですよね。

 

最近では和洋中様々なおせちも登場し

美味しく食べられればなんでもOK!という意見も多いのですが

もともとの定番おせちのおかずには

一つ一つちゃんとした意味があります。

 

知らないと子供に聞かれたときに

答えられない…というなんとも恥ずかしいことにもなりかねません!

 

またおせちってなんとなく色味などから

子供に好まれないものも多いのですが

意味を知ることで「食べてみよう!」と思うきっかけにもなります。

 

そこでおせちの定番には何があるのか?

そしてその意味について見ていきましょう!

 

まずはおせちの代表格、黒豆です。

 

黒豆の「まめ」に、「まめまめしく働く」という意味があり、

さらには「元気な」という意味もあります。

 

昔というと働かなければ食べられない時代。

 

歳をとっても元気でまめに働くことが

いまの時代よりもずっと重要なことでした。

 

そんな切実な想いが黒豆には込められているのです。

 

次に数の子です。

 

数の子といえば「ニシンの卵」で小さな卵が集まって出来ていますよね。

 

そう言ったことから「子沢山」という意味があります。

 

また色合い的にも黄金色のものは縁起物とされ

「ニシン」という名前が「二親」と書くこともできるので

その両親からたくさんの子供が産まれるという意味合いもあるといいます。

 

次に、伊達巻き。

これもおせちの中ではとても存在感がある一品です。

 

巻物の形に似ていることから学業成就の意味を持ち知性を表したり

また名前にある「伊達」という言葉に「華やかな」という意味が含まれていたり、

丸い形は家庭円満を意味するとも言われています。

 

次におせちの中で人気の高い栗きんとん。

 

濃厚な甘さで子供でも食べやすく、見た目も綺麗ですよね。

 

「きんとん」は金色の団子という意味があり

金銀財宝をイメージさせることからおせちの定番に一つとなっています。

 

食べると勝負運が上がるとも言われています。

 

そして最後に昆布巻き。

 

昆布を語呂合わせで「よろこぶ」と読み

昔から縁起物の一つとして親しまれており、

これを「養老昆布」と書き不老長寿の意味も込められています。

 

また時には「子生」と書き「こぶ」ともよび

子孫繁栄などの意味もあります。

 

他にも今回紹介しきれなかったおせちの中身はたくさんあります。

 

興味があれば一度調べてみると面白いですよ。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

おせちはここ数年食べていない!という人も多いですが

改めて歴史や意味を知ると

おせちを食べるという文化の面白さが分かりますね。

 

最近ではおせちがそもそもなんなのか知らないという子も多いんだそう。

 

これを機に次のお正月はおせちを家族でかこんでみてはどうでしょう。

 

案外子供には新鮮で盛り上がるはずですよ!