静脈認証って?メリット、デメリットと、読み取りのコツなど
セキュリティーなどのために日常でしばしば用いられる生体認証システム。
犯罪を解き明かす大きな鍵になることも多く
私たちの生活には欠かせないものですよね。
例えば指紋認証、顔認証など色んな種類の名前を
聞いたことがあるのではないでしょうか。
その中の一つで静脈認証というものをあなたはご存知ですか?
静脈認証は指を使って個人を識別する認証方式の一つで
同じく指を用いる指紋認証とはまた違った
より高い認証制度を持った生体認証の一種です。
今回は、このあまり知られていない静脈認証について
具体的にどのような方法で認証を行うのか?
また使用される目的などについても詳しくみていきます。
静脈認証って何?どんなときに使うの?
まず静脈認証というものが何なのかを説明していくと
指や手のひらなどに赤外線を当てて
静脈の形状パターンを登録、それをもとに個人識別を行うというものです。
同じ指を使う指紋認証とは違い、静脈という
表から見て個人の違いが分かりづらいために
なりすましの被害が劇的に抑えられます。
また、指紋認証は、指紋を認証するのに接触面に触れなければならないのに対し
非接触型ということで接触面に指紋などが残るのを防ぐというメリットもあります。
実際指紋認証よりも静脈認証のほうが10倍以上精度は高いとされています。
他には手荒れなどによって認証がされない!ということもなく
双子でもしっかり識別ができる!と言った特徴からも
優れた生体認証ということがわかります。
ただ一度も使ったことがない人も珍しくないでしょう。
では具体的にどんな時に使用されるものなのでしょうか。
例えば銀行のキャッシュカードを作った際に静脈認証を登録しておくか?
尋ねられることがあります。
もしも登録をした場合に暗証番号などを打たずに
静脈認証だけでお金を預け入れたり、引き出せるようになります。
あるいは献血者の本人確認のために使用されたり、
住民基本台帳ネットワークシステムの職員認証などでも用いられています。
このように色んなところで利用されているのですが、
認証機器が高価であることや、日本以外であまり知られていない点などから
世界で馴染みのあるものとまではいっていないのが現状なのです。
とはいえ偽証はほぼ不可能と言われるくらい性能の高い生体認証なので
世界に広まるのも時間の問題でしょう。
静脈認証が読み取れなくて困ったときは?
生体認証は自分の身一つで色んな認証を済ませられるので便利である反面、
本人であるにもかかわらずエラーなどで認証がなかなか出来ずイライラした!
という声も多く聞かれます。
では認証をスムーズに正しく行うためのコツはあるのでしょうか?
まず指の向きなどに気をつけましょう。
例えば認証の際に指の傾きなど些細なことで
エラーが発生してしまうことはよくあるので注意が必要です。
できれば指の傾き加減や反り具合などを合わせるために
登録時と同じような姿勢になってみるのも一つの手です。
また冷え性で血流が指先までなかなか行っていない人は
認証エラーになりやすいんだとか。
冬場は認証前にはカイロなどで少し手を温めると成功しやすいです。
あるいは咄嗟の時はグーパーを数回行うことで随分血流も良くなります。
ちなみにですが、静脈は外からわからないものとはいえ
手袋、絆創膏などに関しては読み取り不可になる可能性が高く
外さなければなりません。
他には指輪や、反射効果のある日焼け止めなども
静脈認証の際にはお勧めできません!
覚えておいてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
指紋認証でも十分安心!思っていた人も多かったかもしれませんが、
なりすましなどの詐欺は巧妙なテクニックのもと行われている場合がほとんど。
ですから間違いなく安全なものとして静脈認証というのがあるのは是非忘れないでください。
そして登録がちょっと面倒でも初回だけですぐに済んでしまう静脈認証の登録。
銀行などで促されても「いいです」とよくわからず断ってしまう人がいます。
しかし便利なものほどどんどん活用してしっかりとセキュリティー対策を行いましょう!
あなたの個人情報を守れるのはあなた自身ですよ!